高木塾の算数

算数ができるようになるには?

高木塾の算数クラスでは、主に1年生を目安に1~3年生の内容を、主に2年生を目安に3~4年生の内容を、主に3年生を目安に4~5年生の内容を指導するといった学習を行います。

これだけ聞くと、生徒がついていけるかどうかを不安に思うかもしれません。実現のために大事なことは、やらなくてもよいことをやらず、先につながることを早くから取り入れることです。

高木塾の算数では、低学年が学ぶ内容から中学受験生が学ぶ内容、さらには数学クラスで学ぶ内容まで指導の一貫性があります。簡単な内容を難しく指導するという意味ではなく、単純明快な論理によってどのレベルの問題にも挑むことができるということです。

例えば、小学1・2年生の時点で、引き算を「負数のたし算」であるという説明をします。早くから0よりも小さい数の存在を意識することで、「もらう・あげる」「買う・売る」「進む・戻る」といった2方向を考える問題への思考が明快になります。

やらなくてもよい学習とは?

計算を速く正確にできる力と、算数の難問を解ける力は全く異なります。計算を速くするためには、できるだけ頭を使わずに単純作業を正確に実行する訓練が必要です。一方で、算数の難問を解くためには、言うまでもなく考え抜く力が求められます。

高木塾でも、計算を正確に行うために筆算を指導します。しかし、筆算を使う練習にばかり時間を割いてしまうと、「いつ、その計算を使うか」「筆算の過程で、何をしているのか」という思考が失われます。高木塾では、筆算を使う練習は最小限です。大きさも2桁で十分です。やり方が変わらなければ、3桁・4桁にしたところで得られるものはほとんどありません。

さらに言えば、わり切れるわり算をする上で、ほぼ筆算は不要です。例えば、27÷12をわり切れるまで計算するために筆算はいりません。なぜなら、①小数ではなく分数を使って解答することが可能だから、そして、②分数で考えれば、約分によって考える数を小さくすることができるからです。2.7÷1.2を計算する場合も、③分数で考えれば整数/整数に変換できるため、やはり筆算は不要です。

高木塾では、わり算の意味や、どんな問題が解けるようになるかを指導します。余りのあるわり算では、筆算の方法もさることながら、筆算の結果をどう表すかが重要です。「7÷3=2あまり1」という表現は等式ではありません。正しくは、「7=3×2+1」です。算数の規則性の問題は、「繰り返し+余り」の形で出題されることがほとんどです。わり算の結果と算数の問題がどう結びつくかをよく理解することが、わり算の学習では常に大事になります。

中学受験の算数の学習

高木塾では、小学4年生くらいが受講する算数5クラスから本格的な中学受験対策となります。できるだけ早く6年間分の算数の内容を修了し、志望校の問題を自力で解くための対策に着手していきます。

受験問題の3分の2は、比を使う単元です。この単元では、分野や問題の難易度によらず常に一貫した解法を用いることが大事です。算数5・算数6クラスでは、速さ、食塩水、仕事、図形の移動などの比に関する問題を同じ基礎を用いて解いていきます。

また、算数の問題を解く上では、最低限の数学の知識を身に着けておくべきです。問題を解く上での論理が明確になるだけでなく、「絶対に出題されないこと」がわかるという大きなメリットがあります。例えば、図形の問題が苦手な子供は、とにかくいろいろな部分の長さ・面積を求めようと試行錯誤をして、疲弊してしまうことが多いです。数学を学んで、算数では出題されない長さ・面積を知ることで、算数の図形問題のつくられ方が明確に分かります。

高木塾で学び始めるに際し、入塾テストはありません。志望校の異なる受験算数クラスでは、1人1人のレベルや志望校に合わせた家庭学習を講師が提案いたします。過去問等についての質問でのやりとりのほか、必要に応じて個別指導・映像授業などによる学習の補填を行うオプションもあります。

クラス紹介

算数レベル2

対象目安:年長から小1

小学1年生から3年生の内容の基礎を指導します。1年を通して扱っていく四則計算は、1年間で2けたの筆算(かけ算・わり算)まで理解することを目指します。また、身のまわりのものと結びつけて量の概念と単位(長さ・広さ・かさ・時間・重さ)について学習します。算数3以降で本格的に学んでいく、方程式(□のある式)・分数・小数・図形(多角形・角度)・場合の数の導入も行います。
算数の学習はまだまだこれからという生徒は通常クラス、計算のスピードが速い生徒や算数に自信がある生徒は、通常クラスと比べてより多くの問題を扱う上級クラスがおすすめです。

算数レベル3

対象目安:小2

小学3年生の内容をより先に進めるところから、4年生の内容の基礎までを指導します。小数・分数を含めた計算全般を習得していくほか、規則性・連立方程式・角度・面積といった中学受験算数に向けた内容の初歩を扱っていきます。
算数の易しい内容をじっくりと楽しみたい生徒は通常クラス、計算のスピードが速い生徒や算数に自信がある生徒は、通常クラスと比べてより多くの問題を扱う上級クラスがおすすめです。

算数レベル4

対象目安:小3

中学受験や数学クラス受講に向けて、小学4年生の内容から5年生の前半の内容までを指導します。連立方程式・モーメント図・台形公式・PとC・素因数分解(倍数と約数)といった中学受験で用いる計算の基礎を学び、つるかめ算・差集め算・平均・規則性(周期算・方陣算・等差数列・わり算のあまりなど)・場合の数などのやや難しい問題に挑戦します。算数5クラスから本格的に学習する割合や比・速さ・売買損益・食塩水・空間図形についての基本的な考え方も習得し、総じて中学受験の幅広い分野を数学もからめて俯瞰的に学習します。
通常クラスと上級クラスの進度は同じですが、上級クラスでは上記に加えて難関中学の入試問題にも挑戦します。分数や面積などの知識の不足が心配な生徒は基礎定着初級クラスを、中学受験算数の力を本格的に定着させたい生徒は基礎定着上級クラスを合わせて受講してください。

算数レベル5

対象目安:小4

比の基本から応用、その他中学入試問題を解くための各分野の土台となる小学5年生までの内容を深いレベルで学習します。算数4までに学習してきた解法に加え、比を使う新しいテーマ(仕事・ニュートン算・相似・隣辺比・水深の変化など)・図形の諸定理(ピタゴラスの定理・メネラウスの定理・パップスギュルダンの定理など)・速さとグラフ(旅人算・流水算・水量の変化など)・立体図形の切断・不定方程式などの基礎を新たに学習します。通常クラスと上級クラスの進度は同じですが、通常クラスでは易しめの問題を中心に学習し、上級クラスでは難関中学の入試問題を含む難しめの問題にも挑戦します。
過去問をより多く扱う算数6クラス受講に向けて、算数5クラスの生徒はできるだけ基礎定着上級クラスを合わせて受講してください。

算数レベル6

対象目安:小5から小6

中学受験算数の内容を隅から隅まで総まとめし、中学入試問題をエレガントな解法で効率よく解き切る実力を養成します。過去問演習・添削を通して、逐一生徒自ら自分の実力を把握できる環境を提供し、レベルや志望校の異なる生徒1人1人に合わせた学習アドバイスを提供します。

算数 基礎定着クラス

初級クラス(算数2から算数4受講生向け)
上級クラス(算数4から算数6受講生向け)

高木塾式の考え方・解法を易しい問題で使いこなせるようにし、難問を解く準備を早々に整えることを目指す演習中心のクラスです。「計算の速度を上げる」「計算ミスをなくす」といった生徒のやる気をそぐ無駄な努力をするものではありません。
初級クラスは、主に算数2・3クラスで学習するテーマが中心です。学習事項の定着を達成するため、算数3クラスの生徒はできるだけ基礎定着初級クラスを合わせて受講してください。算数が得意な算数2クラスの生徒、不安を抱える算数4クラスの受講も歓迎いたします。

上級クラスは、主に算数4・5クラスで学習するテーマが中心です。学習事項の定着を達成するため、算数5クラスの生徒はできるだけ基礎定着上級クラスを合わせて受講してください。算数が得意な算数4クラスの生徒、不安を抱える算数6クラスの受講も歓迎いたします。

年間スケジュールはこちらから
初級クラス 年間スケジュール
上級クラス 年間スケジュール

算数 キッズBEE

対象目安:小1から小3
2月~6月の期間限定開講

算数オリンピックキッズBEE大会においてメダリストになることを目指した、期間限定の隔週クラスです。授業ごとにテーマをしぼり、仕分けられた過去問や類題を用いて問題を解き切るプロセスを定着させます。本授業を受講してしっかりと過去問で対策を行い、胸を張って本番に臨みましょう。

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